うみねこのメニュー②
⌈サンドイッチだけでやっていけるんだろうか⌋
⌈ごはんものもあったほうがいいんじゃないか⌋
⌈サンドイッチだけでランチを作るなんてありえないでしょ⌋
今から13年前、うみねこを始めた当初は毎日が不安と恐怖に怯える日々だった。サンドイッチとコーヒー・紅茶だけで商品展開している店なんてなかったし、そもそもパン屋でもない、サンドイッチだけしかない、というのは僕にとって非常にリスキーなことだった。なのでうみねこという名前も決まってなかったオープン前はカフェ・ダイニングで行く予定だった(笑)。
それでもサンドイッチカフェにしようと思ったのは自分の専門のコーヒーを活かしたかったからということ・うみねこを新しい一つのジャンルとして加古川に住む人の外食する際の選択肢に加えてもらいたかったからです。
⌈今日のランチはどうする?イタリアン?和食?それともうみねこ?⌋ってな感じに(笑)。
うみねこを作るうえで常に心がけているのは、⌈圧倒的⌋であること。数においても・大きさにおいても。うみねこのメニューは飲食店では非常識なくらい多いです。なぜそんなに多くしてるのかというと、「専門性」をより強調するためであり、その部分をうみねこの特徴として捉えてもらうためでもあります。
値段ひとつ覚えるのも、レシピひとつ覚えるのもとにかく大変な手間・労力がかかります。
でも、だからこそ誰も真似ができない、それはうみねこだけのものとなる。
2002年10月にオープンしてすでに13年が経ちます。最初はイタリアンに間違われたり、アルコールないの?ごはんものないの?で注文せずにお帰りになられたり、弁当屋と思われたり、⌈おにぎり買いたいんですけど⌋って言われたり。
⌈やっていけるのか?⌋っていう大きな不安は迷いとなって、最初の数年間はホントに試行錯誤の連続だった。
このスタイルでやり続けようと、はっきりと形が見えだしたのがここ最近です。
10年以上もかかってしまった(笑)。
うみねこはドリンクとサンドイッチ、そしてデザートはパフェしかありません。アルコールもごはんも、そしてケーキもありません、残念ながら(笑)。
うみねこであるということ。
うみねこにしかないもの。
うみねこでしか体験できないこと。
うみねこはそういった部分に軸を置いて店作りをしています。
求めるのは⌈うみねこらしさ⌋。
刃を研ぎ続け、ぶれることなくいつまでもとんがった存在でありたいと思う。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
今日も一日おつかれさまでした。あなたにとって明日も素敵な一日でありますように。
うみねこに訪れる全ての人々に感謝の気持ちを込めて。